Miciro-NIKKOR 55mm F3.5 プラス エクステンションチューブ No.2を装着し、開放で最接近し撮ったもの。
あっという間に6月になり、歌集の表紙写真も撮っていなかったので、1日の今日、目の前のキーボードを撮って、慌てて第七十五歌集の公開となりました。
その昔、カメラがTTLで無かった頃、チューブの長さや、蛇腹の繰り出し量やフィルタによって露出倍数など考えたのを、懐かしく思い出す。
この55mm、F3.5っていうのも、中々なレンズで、この辺は
「銀塩寫眞館」
に譲るとしましょう。
2014年6月に詠みし歌
四日間灼熱庇われ咲かす朝 紫陽花は薄緑色残せり
猛暑日に近所でまかなう「風の色」休むも詠むも同じなりしも
梅雨前の炎天の陽にへたりしも導管全開蕾かばいて
伊兵衛の名を思わぬ方から聞きし昼 暑さも苦にせず美人に会いに
正面の写真は、巨匠木村伊兵衛の代表作「秋田おばこ」。1953年(昭和28年)に大曲市(現大仙市)で撮影。
梅雨空に似合うような似合わぬような海鼠壁発見せり 散歩道変た朝
窓外の降る雨見つめ二度寝する猛暑続きし空とは思へず
儚さをそっと撮りたる去年(こぞ)の薔薇 生命(いのち)満ちみちたるを撮る今年梅雨前
高温多湿やまいに耐えかね手掴みでクリアなこおりを口に含みき
おぼかたのぉ論文取り下げガリレオの宗教裁判のごとそれでも有りと
代々そうそうたる科学者を輩出してきた理化学研究所。
なんか・・・魔女狩りっていう感も・・・
猛暑日の朝に急ぎて咲く花のパープルに猫も見入れり
紫色が好きか?黒猫さくら
不揃いの高さに咲きしマーガレット 敷石だけの道を潤す
そりかえるしゃちほこもどこか所在なげ 晴天無風日曜の午後
柏餅の時期も過ぎ去り柏木は太陽受けてごわごわの葉っぱになろうとしてる
ゆるやかに鯉のぼり泳ぐ海の辺の 昔気質の六月の空
このページのTOPへ戻る
目次ページへ戻る