新幹線のチケットをじーっと見つめていた彼女の旅先は何処なんだろう・・・
お母さんが、入院し、おばあちゃんの家で暮らすことになった、Mちゃん。
優しいおばあちゃんや、いっぱい遊んでくれるおじさんたちがいるが、
時々、お母さんのことを思う。
最近はめっきり減った、公衆電話。
よほど急いでいたのだろう、電話帳は開きっ放しだった。
2007年初冬、時折ブロンズのガラスを陽が透した、日曜日の午後のこと。
今なら間に合う、東京タワーに誘われ、旅に出る
最近減ってきたものに、公衆電話のほかに、珈琲店もあるなー
いつも座るベンチ。きのうの雪を除せて、いつものように、右隅に座った。
この位の雪では、冷やしきれなかったのか、いつもの木の温もりが戻るには さほど時間がかからなかった。
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