銀塩寫眞館 気になるBOOkS



CAPA関連本


《 戦争写真家 》 と、言われる ローバート・キャパの写真集や関連書物を何冊か読んでいると、

戦争そのものを撮ったのは、むしろ少なく、その大多数は「人」を撮っているのが分かる。

「人」を通しての時代表現者であり、時代の目撃者とも言える。

で、前ページは、「キャパの眼を通して」ということで

「 Through the CAPA'S EYE 」とタイトルしましたが、

長くなりそうですし、

本ページは、ワタクシAgXが所有しているキャパ関連本について

「Related Books of ROBERT CAPA」として

感想などを含めて公開します。

なお、出版順には並んでいませんので、ご了承下さい。






( Since 2001/10/21 )

2015/1/12改訂開始


Last updated 2016年5月6日 金曜日 7:33 pm

現在、改訂作業中です。 しかし、遅々として中々進みません・・・(-_-)ウーム

工事中

あなたは CAPA’ EYE への 
a
人目の訪問者です。
 



今日は b人目、 そして昨日は c人の訪問者がありました。



ご覧になってのアドバイスやご感想は、

下のアイコンをクリックしますと、当方へのメールの準備が整います。


当方へのメール


Chaper-One 「Through the CAPA’S EYE」 へ移動する。




戦争写真家、ロバート・キャパは、7ヵ国語を話した。

しかし、どれ一つとして満足に話せるものは無かったが、

彼と接する人間、皆に愛された・・・。



キャパ 関連Books
【 順不同です。あえて・・と言えば、ま、入手順とも言えるかも (x_x) ☆\( ̄ ̄*)バシッ 】

 

原本

現存する、『Slightly out of Focus』 初版本には、ほとんど (上のような赤い) カバーが残っていないため、

読者は、カバー折り返しに書かれたキャパの弁明を知らないまま読み始めることになる。

そこには・・・

「事実を書くのは明らかに難しいことなので、時には事実からちょっと逸脱し、ちょっと距離をおいて語ることにした。

ここに出てくる出来事や人物は全て偶然であるが、何らかの形で事実と関係が有る。」 と。


弁明理由



日本語版「ちょっとピンぼけ」は、1952年春、井上氏が渡米の際、キャパの母から

「すでに各国語(版)とも絶版になり、たった一つしか残っていないが・・・」と

記念に贈られたものに依っている。


【キャパと知り合った頃の、川添・井上両氏】

川添・井上両氏




      pinboke-2


右のように、表紙カバーが変わった。

写真の下や上にパーフォレーションが写っているのが、なんか嬉しい写真○ち○いでもある、ワタクシAgXです (o^-')b グッ!
CAPA'EYE





この本はお奨め。


ワタクシAgX的には、大好きな本。
キャパ--青春  キャパ--その死
ロバート・キャパは

1932年から1954年まで写真家としての全キャリアにわたる間

およそ七万点のネガをのこして死んだ。

七万の映像のうち

出版または死後展示されるかしたのは

およそ五百点だといわれている。



「ロバート・キャパ 時代の目撃者」

時代の目撃者





表紙を開くと 、中央のやや下のほうに

本書を
母ユリアに
捧ぐ


と書かれている。

ロバート・キャパの残した感動的で衝撃的な映像のなかに

子どもたちの写真が数多くまじっていることは、ずっと以前から気になっていた。



capa-children

キャパは、「 戦場写真家 」と言われてはいるが、むしろ平和の中に有る小さな幸せや

下にある写真集の子供たちを撮ったのが、素晴らしい。
c-capa
CAPA&CAPA

『崩れ落ちる兵士』

崩れ落ちる兵士


これは有名だよね、「崩れ落ちる兵士」。

最初は、1936年、フランスの当時の写真
夕刊紙週刊誌、「ヴュ」の9月23日号に掲載された。


沢木さんの理論的な説得が楽しい読み物でもあるが

最後に

「無粋なことしちゃって、大人気なかったかな」的な、

苦笑いしている姿が垣間見えるのも面白い




それはそうと、

この写真についての、あれこれの風評はこの本によって解明される か、なぁ~んてね 
゚゚゚゚゚-y(^。^)。o0○ プハァー


写真に限らず、「物事の立証の仕方に興味が有る方」も一読の価値は有る。


そうは思っていなくても、言い負かしちゃうことを是とする

(やな感じの)ディベート練習
の書ともいえる一冊でもあります ( ・∀・)=b グッジョブ

十字架

キューブ2行


「キャパの十字架」は、2013年2月15日初版が出たが

「こうだ」と言えば、いや違うって言う人もいる訳で・・・

それに反論するように、この本が2014年8月23日に出版された。


キャパの謎




ワタクシAgX的には、

この当時、

「アンドレ・フリードマンとゲルタ・ポホリレ、ふたりで、CAPAというカメラマン」

を作り出した頃だったし

どちらが撮ろうと、Photo by CAPA.

でしょう。

どうしても、っていうなら、ゲルタの写真でしょうね。



で、「撃たれた瞬間なのか」ということに関しては、

「そうではなく、演習中か演出で、坂を駆け下りる際、滑って尻もちをつく直前」のだと、思います。


世の中って、それ相応の立場に置かれれば、それなりの力を出せる人と、そうで無い人がいますよね。

「Robert・CAPA」は、幸運な前者だったのでしょう。




スペイン内戦でゲルダ・タローが亡くならず、ロバート・キャパがその時亡くなったと仮定した場合

ゲルダ・タローが、現在ロバート・キャパ評価されているような、

もしくは、それ以上の評価を受けたのではないかと

「メキシカン・スーツケース」の中身を想像し、ワタクシAgXは、思っちゃうのですが・・・・

ま、これ自体、全くの私見ですので、お読みになって

各自がご判断下さい。




ゲルダ・タローに、運転を誤った戦車が突っ込んできて 、その大怪我のため、翌朝亡くなったわけですが

やっぱり有った、「彼女は、味方のはずの、共和国軍に消された」 という説。

これも、いろいろ読んでみなくっちゃぁ・・・・ (-_-)ウム-



血とシャンパン


読み物としては、これがイチオシ ( ・∀・)=b グッジョブ
文豪になったCAPA


この本も、薦めたいなぁー

めったに、見れないプリントした写真の裏側への、検閲済みの(当然英語だけど)

判子が押されているのが見れたりするし・・・・下のように・・ね。

写真の裏面・検閲印等


20世紀の瞬間


作者のジョン・G・モリスが、ライフに在籍中のことを記している。

ゲルダ・タローが亡くなった翌年の1938年入社と言っているから

当然、彼女の事には触れていないが、CAPAのことを書く際に、

ほんの少しでいいからゲルダ・タローって人もスペイン戦争を撮ったって

書き残して欲しかったなぁ~ (x_x) ☆\( ̄ ̄*)バシッ


ロバート・キャパの証言

「戦後50周年写真展」 ロバート・キャパの証言

そりゃあ、誰かが伝えなければならないのかもしれないけど・・・。

辛すぎます、見るだけでも。

ワタクシAgX的には、勘弁してくださいって言っちゃうね、怖いとかじゃなくてね。

「戦争って?」という問いに、即 「未来を奪い合うこと」 と答えた子がいたと、ある教師が言っていた、それも、小学校のだよ・・・。



戦争 そのイメージ

この本、写真と見ると、生皮を剥がされるような気分になり

そして、キャパの述懐を読むと、そこに塩を擦り込まれたような痛みさえ感ずる。



ロバート・キャパ 決定版

ロバート・キャパ決定版

とにかく、重い本です。

見た後の気分とかじゃなく、純粋に重量の話です。厚さは5cmくらいあります。

こういう重さのは、「アウグスト・ザンダー」の写真集以来なので、体がすっかり弱って(?)手首を捻挫しそうになりました。


がぁっ、

なんたって、「決定版」というぐらいなので、937枚もの写真が載っているので

初めて目にするのも多数ありました。


約7万コマとも言われている、キャパのネガのうち

公開されたのは、1000枚弱だという。

だとしたら、ほぼ全てがこの本にあるといえる。


当然 戦時下のだけでなく、って言うか、比率的にはそうで無いのが多く

体は重いと言っていますが、心は軽く救われます。

と言いつつも、やっぱり、心にもずしーんと来るなぁー (-_-)ウム-


だだね、表紙に、こんなショッキングピンクで、¥4980っていうシールを貼らなくても・・・と思うんだけど ね。

まあ、古本でしか入手できなかったので、ヤフオクでこの半額以下で落札したという事実は有りますけど・・・。

今日届いた「メキシカン・スーツケース」

DVD/メキシカンスーツケース-aメキシカンスーツケース-b


キャパ、ゲルダそしてシムが、立体写真のように迫ってきた。

スペイン内戦以降、キャパが撮ったものの全ての現像、プリントをした親友チーキ・ヴェイスの顔も見えた・・・。
Robert Capa Unknown World

Books-CAPA-Unknown-World

撮影中のキャパの写真などが有り、主に1954年4月来日時のものだが、

とてもフランクな感じが印象に残り、ほぼひと月後仏領インドシナで亡くなった。

感慨深いものを持ちながら見入ってしまうが、その「影」の片鱗も見えなかった。

人の運命って、ホント、わからないなーって思う。

CAPA’S LIFE

Book-CAPA’S-LIFE

決して綺麗な古本でなく、印刷もいいとは言えないが、撮影日を明確にしているのが

他の本とは異なっている。お陰で、時の流れが不明だった点をカバーしてくれ助かった点が多い。

ヤフオクで見つけた、DVD

CAPA in Love & War

Love&War

写真は、全て見たことのあるものであったが

当時の時代背景を実写の動画で見れたのは、興味深かった。

未だご覧になっていない方には、おススメ  φ(・_・”)メモメモ

これもヤフオクで見つけた

太陽 2000年7月号 キャパ・・・ちょっとピンボケ

太陽2000-7


数多く見た「キャパ関連本」とは違った編集で

新鮮な感じがした。

沢木さんは、この頃からすでに「崩れ落ちる兵士」について書こうとしていたのが分かるし

天才アラーキーのキャパ観も興味深い。

ロバート・キャパ 最期の日


横木 安良夫

キャパ・最期の日

気にはなっていたのだが、なかなか手が出なかった。

が、決心して入手。

読み始めてみると、進まない。

入って行けないんだなぁ~、本の中に・・・。

キャパの最期の日には、とても興味があるんだけど

引用とか、その年に封切られた映画など時代背景をを記し、

読者のイメージを膨らませたり共感を得るためなのかもしれないが、

なんか鼻につく、入り込めない、進まない。


これって、湯川裕光作の「搖泉院 忠臣蔵の首謀者・浅野阿久利」と同じものを感ずる。

江戸の地名を表すとき、必ず現在の地名や建物も書き、読み手の想いは中断する。

登場人物の心理描写が上手なだけに、惜しいなぁと思う。


ま、忠臣蔵とは別!!とは言われるでしょうが、惜しいなぁ。

加えて、二重につらいなぁ、読み手は。



Two-Photographers

TWO

ゲルダの撮影による写真の同定が出来たのが

この本を見ての、一番大きな収穫と言えるなぁ~



Gerda

イルメ・シャーバーさんの名著、高田ゆみ子さん渾身の名訳本。

この本はおススメします。


これには、

沢木耕太郎の名も、解説も不要だった。

Amazonでの同書へのカスタマーレビューでは

沢木が前に出すぎだとも書かれていて

ワタクシAgXもそう思う。


そして、

沢木が加わったことにより 帯にもあるような

「崩れ落ちる兵士」の撮影者の特定、

ということに重きが置かれたありふれた内容のような誤解を与える。


沢木さん、あんたの名が出ると

「ゲルダという女性の像が明確になってきた」

なんてな事は通じなくなるんだけどなぁー

 

ご存知、

プライベート・ライアン

プライベートライアン

キャパもこんな中、ノルマンディーに上陸したんだろうなーって感じで観ました。

この映画の内容については、ま、ご覧になって各自お考えください。

コヨーテ

旅する二人

コヨーテ

この雑誌は、キャパ関連でなきゃ、出会わなかったろうなぁー

キャパって言えば沢木さんで、食傷気味 (/・_・\)アチャ-・・

ライカって言えば、長徳せんせみたいな感じで、ね。

まあ、キャパ関連本、このコヨーテで取り上げているのは全て持っている。

「だから何なの?」と言われれば、返事に困りますけど。


キャパやゲルダの人生をなぞる旅っちゅうことみたいで、期待しましたが

沢木さん、あんたそこまで行ってきて、この程度?

まあね、文章力とか取材力とかの以前の問題で

はっきり言わせていただけば、

「生きるスタンス」とか「見つめる人間の生き方」がさらけ出されてしまったんだね。


こんだけ、ひとつのことをいろんな角度から見て、

いろんなもんに書き散らかすと、取材したキャパやゲルダが浮き彫りになると同時に

執筆した本人も素っ裸にされ、そのうえ、脳ミソの襞の数までさらけ出すと言うことだし

ま、作家でないんだから、もうこの件に関して書くのをやめたら・・と思うんですが。

どうでしょう、沢木さん。

 



事件事件、大事件。

作家なんだって。クレームが来ました。

沢木さん、そして沢木さんのファンの方々。

大変失礼しました。 <(_ _)>

ハラキリ
ちょっと血なまぐさくて、ごめんなさい。


という訳で、前向きに・・・

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キャパへの追走




う~ん、まずは、しばらく、沢木さん関連のCAPA本からは、離れようと決心しました。


なぜかは、この本をご覧になっていただければ分かると思います。

 

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