２０１５年正月に詠みし歌

最新更新日　 2019年3月2日

己が影写れど大寒食餌なし群れ寄る鳩に餌持たぬ我

何年か前、やはり餌を持たぬ子が、ねだる鳩を優しく諭していたのを思い出し同じ事を言った。

「ごめんね、今、何も、持っていないんだ、ごめんね」

凍てつきてひび割れたりしボトルより漏れ出れるは赤黒き血か

みちのくに「春」付く語句は早過ぎと天の怒りで睦月の警報

あす昼は春の七草 粥にしてぬくたまるかぁ春未だ遠き街

元旦に帰省びと有り田舎駅 都会で蕎麦食い故郷でPOCARI

終点。この先、厳冬・波浪の日本海也。

　　

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