AgXのEpisode 1

はじめまして



黒川芳南

むかし、この街に有った 「D」 というスーパーで撮ったものです。(福岡なんとかフォークスと同じ名です)

鏡に映った自分の写真を見て、びっくりし、PHOTOSHOPで絵画風にアレンジし、どうにか公開に耐えるようになりました。

 

 

「郵便配達人の雨の日」

ごくろさんですぅ

 

 

「案内表示」

ある月曜日の昼下がり 車も少なくの~んびり歩いていたらこんな標識を見つけた

車では何度も通るが見かけたことは無かった、ま歩行者用だしね・・

 

 

 

「我が家の次女」

色が真っ白だったので「milk」と名付けられたが どんどん茶色くなり

もう、白いところは首の下とヒゲを残すだけとなった。

近所では「ちゃ」とか「たぬちゃん」とか呼ばれている

 

 

「平 行 移 動 ♯20030117」 



何年か前に、そして何十年か前にも、撮ったことの有るここの景色

その都度、十年以上も昔の景色だなーと思った

今回も、確実に変化しているのに、そう思う

これって、平行移動ってことかなー

 

 

60'の引力



1960年代のハーフ判、それもレンズが かびかびので撮ってみた、この街の2002の夏。

60年代の引力はすごい。ぐいっと一引きで、40年を手繰り寄せた。

ナニワのN現キットで自家現。オーバーしてしまった現像も、引力のせいに違いない。

 


冬の公園



小学生の女の子に一羽の鳩が降りてきて、餌をねだっていたが

鳩の好きそうなものを持たぬ女の子は 優しく諭していた。


・・・・十数年後、同じ体験をする事になる

「風の色の休日 第八十二歌集」へ

 

In the style of 70's 2001-Summer.



確か、70年代だったと思うけど、「サイケ調」というスタイルが流行ったころ

ハナ肇の「あっと驚くタメゴロー」っていうのも流行った。その時のハナ肇の扮装によく似ていたし

引かれた白線のアールを見、あの頃だったらこんなのも撮ったろなー と懐かしい感じがして撮った。

「70年代もどき」2001-7の夏に。

 

 

冬枯れ



南太平洋の国から来た子供が 誰に訊くともなくつぶやいた。

「ふしぎだなぁ どうして 木に葉っぱがないんだろ」

・・・・・・ 

こういう言葉って、心に染みますね。


木の葉に隠れていた景色が見えたとき、

「ああ、やっぱり、ここは ここ だったんだぁ」と思う時があるのは方向音痴のせい?

ディスプレイから 1m位離れてご覧下さい。私が見た景色が見えます。

ただ それだけのことなんですけど ね。

 

 

「昔の冬のような寒さ」



こどもの頃の冬って寒かった。

こどもは風の子でもあったけど、ほんと、寒かった、今まで忘れていた。でも、何故、思い出したんだろ。

どんなとき、この絡みつくような湿っぽい寒さを 感じたのかは思い出せなかった。

だからといって、行者のようにこの寒さに打たれて、それを探る気にもなれなかったのは、

あの頃大人が感じていた寒さのせいだろうな。


それはそうとして、木に巻いてある縄にピントを合せたのに、少し後ピンなのは、世に言うコサインボケなのか

それとも、このカメラのせいなのか、そこに合せてしまったのかなぁ、寒かったし・・・



久しぶりのブローニーのネガ現、リールに巻く際少し折れ 8枚しか撮れないのに1枚、圧力かぶりが出たのがあった。

このコマじゃなかったし、PHOTOSHOPで消せたが、なぁんか心にしこりが残るなー。

ブローニーってプロセスまでもが、せめてくる。

 

 

「クレバス」



兄姉たちが 難なく飛び越えて行ったこの溝も、この子にとっては、底も見えないクレバスだったに違いない。

かなり手前で立ち止まり、向こう岸に渡りきった兄姉たちを見つめていた。

 

 

「Hurry up!  and ・・・  Merry Christmas!」

「配達時間指定有り・子供が目を覚ます前」 12月25日早朝、サンタの外注を受けた宅急便。

残り5件、配達員はあせっていた。当然、車を左に寄せて 道を譲った。

これ以上の緊急車両は、ないからね。

メリークリスマス! ドライバー!

AgXのEpisode 1

END

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