仙台市 「K-tai Phone」

Photo by HOHNAN-K.





あなたは「風の色の休日」 人目の訪問者です。

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SINCE 2008/6/30






キーワードで、Web歌集 『風の色の休日』内を検索します



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掲載されている写真の撮影者と詠み人は同じです。

2008年10月に詠みし歌







秋の日に閉じ忘れたる電話帳 ページに当たる 光やはらか







目の下に クマが出来てる 二匹づつ その日に限って よけい働く


晴天は 歌の心を刺激せず きょうの気持ちは 雷雨に馴染む


今晩は ハウスカレーよ おとといの シチュウと全く別のメニューよ


きょうは稲刈り歌。百姓の子全開です。

刈り取りから 俵に詰める 作業まで 子供がまつわり着くを許さる


米のめし やはり何にも換え難し ツヤッと光るを銀と言うほど


鳥海の恵みの水の 稲穂波 刈る手も踊る きょうの豊作




なつめやし サイザル麻ってどんな物 得体も知れず 暗記し テスト


地図上に 日付変更線がある あまりに意外で 質問者出ず


この齢で ジュラ紀の意味もよく知らず シダ類見れば ああ ジュラ紀と思ふ



夕暮れて 迷子になった寂しさを しばし味わい おうちへ帰る


天才と称す物理の キンチョーは 言語不明で 私は漂流





ベルばらを観た日の娘 華やぎて プログラム見る目は輝けり



洋館の向こうに白き帆海青く 寺内からは 神戸見るよう



ミルの手は揃えたときに見てみると 模様はつながり元々ひとつ



秋の夜に薔薇の花びらめくれたり 花の命を人は終わると



久方の千客万来ありがとう 難儀あっての稼ぎなりけれ

「店モード」切り替え早くて驚きぬ 息切れ ばさまが 階段走る
※ ばさま = マーガレット


ラ・ヴィアン・ローズ 女も灰になるまでは 海の藻塩に負けず 恋しよう



雨つぶは 白いトタンを濡らしてる やさしい音色 母さんの音


良心が チクチク痛む雨の日は つらさに耐えかね シューベルト聴く


今はない もの皆写真に写ってる 想いも一緒に その時のまま


合言葉 「モモとお母さん」でまっしぐら ベッドに飛び乗り おなかに ダッコ





ももりんと約束したり 朝散歩 夜明けは早く われ半覚醒




後輩は 写真添付で 誘いけり 我の還暦祝うOB会



庭球部 入部時女子は皆オレにホレてるなと思った 東京ことば







大陸の 何処かにひっそり テーブル・マウンテン 雲上にある 一つの宇宙


愛しき者 誰が幸あれと願わざる 風にもなろうぞ 星にもなろうぞ


おぼろなる 上弦の月 空なかば 悲しむ人のいるを 思わる


室内に入れられちゃった鉢植えは ひしめきあって ジャングル作る




(続) 学生時代シリーズ
みどり荘 代々木上原 新宿と 中野坂上 若き足跡


みどり荘界隈 1960年代末期


近所の上原乃湯1960年代末期

雑多シリーズ?
立て掛けしアイロン台の陰にある 猫じゃらし熊(ぐま) 今休息中


だれ決める 知らぬ≪さだめ≫に翻弄さる 幸・不幸の量 等しと聞くや







朝方の光 クッキリ赤ポスト シャッター・チャンスだ 走れ逃すな




鉢受けに 食器取られて 皿が減り 不便なれども 微笑ましき朝


王 貞治 自分の美学がニッポンの 良心率いた稀有な人 さらば







B型の「自分の説明書」 娘購入 我はB型の取り説欲しし

そしたら、B型のリリりんとマーガレットがいうには

「B型」が ベストセラーその訳は 他の人が 取り説として 買う故なりと






座右の銘の様なものみつけました。
右足と左足とを交互にて 前に出しときゃ いつかは 着かむ



弱々し 新芽に覆いかぶさりて キリギリス食む 許す 食せよ


こぼれ萩 薪わり台に 吹き寄せて 山の暮らしのあはれ なぐさむ


南天を 購い植えて はや九年 赤き実付けず 難転じたりや






「風の色」 読み始めれば第七まで 一気に進む 娯楽小説





黒りんの 赤んぼの写真大爆笑 いだける母の 指は美(は)しきに


「・・・・・・・・・・」

昭和24年の秋ごろか

チビの頃 写真が嫌いで暴れてた 片鱗も無き まな板の鯉

 

選択肢 間違っていれば報い受け 正解ならば ご褒美 一歩


日曜版



政宗が 千代(せんだい)と書きし墨痕を 魅いらるように見入りし我は



幼き日 木動く故に  風起こると 北より扇ぐ ポプラの巨木






風知らせ 冬の冷たさツンとつく 覚悟はいよいよ ドンとこい ふゆ


やっとこさ ほんとの幸せ分かりかけ 娘に話さば 静かにうなずく


娘への 誕生祝いは シープ・ラグ 泡崩壊 以後 贅沢うれし
※シープ・ラグ= 羊の毛皮の敷物


颯爽と 同僚と歩く娘見て かっこいいじゃない かつてのアヒル


祝祭日版 体育の日

巣に帰る 鳥の一群 かしましく 夕暮れ告げて 秋は深まる



巣に帰る 鳥と途中でタッチして 月駆け昇り すまし 皓こう

 

かけっこは 苦手な私の運動会 無理やり持たさる 六位のおふだ


ビリにだけ 声援するのはやめてくれ そっとしといてお願いだから







毎朝のモモとの散歩日課となり ごみ回収業者と 交はすあいさつ


朝の陽を反射光で あびる日々 西向きの家前 猫ら擦り寄り


リリりんに 花のヤマトの宅急便 家中香満つ ハッピーバースディー






朝夕の寒さに耐えて さえざえと 香草繁り 順しく摘まる


地の中に 赤々燃える核ありて 仲良く暮らせと熱送るらむ


国連の百四十か国は独裁とふ 自由の国にいて戦慄す





新発見 家ネコもものテリトリー 先行く姿 意外な場所へ





ぐんじょいろ、おおどいろなどクレパスを なぜその名かも 思わず使う


肥えていく 亭主見ながら 一安堵 病は盛りを 過ぎにけるかも


バスクリン 一箱入れる勢いで 香り楽しむ湯あみ いざ せむ


歳とったと 梅酒飲みつつ 娘言う 歳ごと勝る 面白さもあり




時々よそのネコがシャッターの隙間から入ってこようとします。そんな時ミルは専守防衛に出動
5時5分 ネコの喧嘩で目を覚まし ミルやや優勢 もも部屋でウーっと重低音






丸々と 太った月が出る夜は 心もお腹も 丸くなるなり


時刻表 上り下りと表記して なんともゆかし 大和の国よ


難破した スター・シップの置き忘れ ? かわい かぐやを 育ててみたい


日常の 遅々と進まぬものごとを 十六夜というは あまりに雅び





銅葺のあの古びた家にモモおりて 慣れた足取り 朝陽当たりて



早朝にモモが尋ねし古き家 匠の技にネコも見上げる


ネコとヒト身長比をば算出し 係数掛けむ 遠出の距離は





ダイソーで 土と鉢とを買ってきて 首かしげつつ 植えかえしてみる

真夜中の ジェット飛び立つ外国(とつくに)は 椰子の葉かげか セーヌの岸か






蛇口からゆるき滴り 水屋濡れ パッキン交換 億劫だしな

 

曇日(くもりび)の空の重さに 早や晩秋 すぐ来る雪の 白さも重く

 

南東より寺の鐘聞こゆ秋の日に 空に無限のむくどりは来る




音楽ってほんとにいいですね。
ハッピーな 音譜流れる秋空は 恋のトキメキ 思い出させる


コンサート 幕開く前の胸おくの 高鳴りそれは 恋の潮流


青春のポップス流し 初恋を しのべば猫は やわ毛 すり寄す



公園のブランコ乗って二人無言 会話探せず 悲しく揺れる


突然の電話お誘い 準備なし しわくちゃワンピース その後 フッツリ


ダンパ行き サークル仕込みで自信あり されど巧すぎ それはモテない


青春の墓標のような ユーミンを 吾子ら聴きおり 魔法だね まるで


踏み切りを越えれば彼の住むおうち 遮断機降りて 踵を返す


橋上より ちぎった手紙を雪のごと ザーッと散らして さよなら十七



 アパートで 娘使いし スプーンの 薄さに憐憫  食洗機廻しつつ 


駅の有る方より吹く風運び来し 列車の音が日曜を強調す



モモちゃんが体で運ぶ種子 けふは茶色に枯れて 美味そうでさへある






子供の頃は見たことがないような、白い綺麗な蝶々が死んでいました。
死ぬる身の羽は秋陽に 凛々として 銀と金と 瑠璃に輝く


さまざまな 種子を体に付けられて 外から帰る 家猫モモちゃん







終戦直後、「りんごの唄」に励まされた、と歴史書に記載あり
この赤さじゃ敗戦後でも元気でる 天の恵みを皆も受けた気が


体調が良くなき時運転し 車庫にごつんと 柱・車・我 大ショック 







秋寒の 岸に寄すらす 流木の 眠りに似たる 夫の爆睡


「ほんとうは」って 本当探してどうなるや 生きてるだけで 楽しき夢なり


優しさは 求めて得られるものでなし 毛布の柔み 我を和ます


りんごには 青空 嵐 雨も染む 艱難辛苦の果ての 甘さよ





朝散歩 体凍えて 冬近し 戻りて我は 二度寝の温もり 






とどろける 雷鳴を見て 家の中 「あーあー、すごい」と 言っていたい


風吹けば ぎちぎちゆれる 我が家ゆえ 震度三から 外に飛び出す

震度四 息子に電話 ホッとする 老父母忘れ 現金なるかな


お山では あけび どんぐり満杯か 虫もケモノも 息災なれや


つちガエル 暖炉で膝掛け編んでいる そこで暮らしちゃえ おやゆび姫よ


「あいわかった」我が家において言っている 権力なけれど私の許可制





一晩中一時間毎目を覚ます 一分とたがわず 人の神秘を感ず


切れぎれの 夢のすじは 意のままに 話の展開 やっぱりなーと


毎朝のももスタンバイ散歩にGO しっぼびびびと足取り軽く 






村まなか お社ありて広場あり 物の怪だらけで 子ら近寄らず


必死にて 新芽食み居たキリギリス 今朝バラの根に横たふを見る


速達に住所書く手も もどかしく 息子に送る 痛み止め薬






『体内時計が正確な光画』と言われしが・・・
正確も 連夜となれば ちと苦るし 体内時計 少しは狂え


狂わぬが 神秘なりせば 俗っぽい どこにもある様な 懐中時計たりたし


本来は ぜんまい仕掛けの 柱時計 巻き忘れたら 遅れて停まるに






売っている 卵ケースをピリピリと 剥いだカケラの生活感よ


飼い猫の 気持ち はかって 幸わせニャ 人の場合は 気ぃ使わすなよ


起きたらば ラジオにむかって体操し 朝食作る母にまとわる






なぜか、とにかく眠いです
眠らさない 拷問受けると すぐ白状 なれそうも無い 007

今日はこれで。明日こそ詠おう これも歌? この眠たさを いかにとやせん 


 





一里塚 小さな石に彫られてる 石工思うや未来に遺すと


朝ぶろに 雨だれ聞いてよか心地 薩摩なまりが この際ピッタリ




日 曜 版




生協の 食材配達 買い過ぎて 妻かかえきれず 「めんぼくない」と侍言葉






甘み欲し 今日こそ食さんチーズケーキ 娘に頼まば まずは おめかし


なんとした チーズケーキまずかりし 「どう?」と聞かれて 「贅沢な味」


うんうんと 猫の問いかけ生返事 グレる心配なしと思へば


指の先 クリームつけて猫にやり 娘は笑う 家族でケーキ


正倉院宝物展を見たいけど ガラス越しでは素直になれない


お料理はこころの入った物語 しあわせならば おいしく終わる





携帯が 普及電柱 無かりせば どこに染み付く 路地裏の夜

路地裏でネコと戯むる夕暮れに 人っこ一人通るでもなし








たまきはる いのちをかけるほどのもの ない世の中を平和と言ふらむ


ようとして 行方の知れぬ 我が猫の 友 天寿終へ 日だまり空きぬ





草生津川さむ風あびつ こうべ振る 遅く咲きにし コスモス寂びし


こぞ知らぬ 今年のコスモス枯れてゆく 来年のコスモスに 言伝て無いか


翠色の ギヤマンの壜 なに入れる 透かして見通す 眼鏡とせむか









観葉とばかり思って一年後 ひょいっと蕾が 今朝 みずみずと


寒がりの 娘がベッドに入る時 敷く羊皮に 「おじゃまします」


日本中 荒れた田畑掘り起こせ 遅くはないぞ 土 喜ばむ


マネーなど 言うから「ゲーム」になるやらむ お宝と言へば 甕に貯めなむ




ふうわりと初冬の風に 最後の葉 散って現実 あれは小説


はる夏あき 横目で見つめし街路樹に 冬に胸張る 電柱も木なりと


はつ冬に 電信柱のコンクリが 「雲の堤」に 白く浮き出(い)でり






暖かい布団 通販花盛り ムートン、カシミヤ・・・ 今年は いいか


本物の毛皮で就寝 ごきげんよう 襟元のみの 猫皮サイズ


夜遊びの帰りか  足のまめ全部 我が腹に当てて 猫は目を閉ず





「ヒヤデス」は「プレアデス」の異母姉妹 初冬の夜は 熱燗です、な


今は昔 寄らば大樹と 隠れおり 倒れて潰さる 人のありけむ





アフリカの 子供来日 驚きぬ 木々に葉っぱがひとつもないよ

日本人には当たり前の冬景色、アフリカ人にはびっくりってことに、びっくりしました。
当たり前と思ってることを真正面から聞かれると
返事に困ることがあるよね。


「ぼくらはみんないきている」って、
交通事故で脳にしばらくの間障害のあった人の書いた本があるんだけど、
そのなかで、親のこともその他の記憶も、物の概念もみんななくして、
体だけは直って家に帰ってくる。

そうすると、親友だった人が心配して毎日訪ねてくる。
お母さんに
「どうしてあの人はあんなに親切なのか」と聞いたら
「友達だからよ」といった。

ということは、お父さんとお母さんも毎日僕に親切にしてくれるから
「じゃあ、お父さんとお母さんも友達なの?」と質問する場面があって、
本屋で立ち読みしてて泣きそうになりましたよ。
お母さんは、悲しそうな顔をして、何も言わなかったらしいです。






11月2日の第参回 歌会に向け、体調等の準備はよろしいでしょうか




秋の日のヴィオロン似合う日曜日 陽だまり目指して 飛び込むネコら


デジタルは削除可能と 想い出は目に入(い)る全てを カメラにメモリー





意地悪の 家のどうだん 今盛り 美しかれど ちょっと 斜め見


揺すられて 枯れ葉散らせる ポプラ脇 路上洗浄の車シャカリキ


ふりふりと 極上の揺れに 身を任す 地震の揺れとは知っていながら


天空より 光り降り来て かいまみゆ 山ひだの奥の紅葉盛りし

    


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