仁別の里山 静けさと陽の光だけがあったこの日



2013年7月に詠みし歌

更新日  2019年3月5日


nibetsu

連なれり日照りの日々に友の畑(はた)雨粒求む黒すぐりの実




nibetsu

ひさびさに雨音なき朝黒猫は 霧雨避けん葉の下散歩


nibetsu

はてさてと 友住む長野 駅メロは JR-SH-1って 合理的なるや


nibetsu

かすみたる豪雨のはねを見つめおり 二重サッシのこちらの黒猫


7月12日5時19分 気象庁発表

◆発表中の警報
大雨
◆発表中の注意報
雷、強風、洪水、濃霧

nibetsu

街角で靴磨かせる無名びと 初の人類被写体とは知らず


Boulevard_du_Temple (寺院の大通り)

1838年4月24日と1838年5月4日の間 撮影者は不明という説と、 ルイ・ジャック・マンデ・ダゲール(写真の発明者・フランス人)本人の実験撮影という説がある。 と言うのも、写真が発明された年は彼が1839年フランス学士院に発表したときを、発明年としているからである。 パリ、第3区をダゲレオタイプで撮影したもの。 生きている人を示している最も初期の写真であると思われている。 繁華街の眺めですが、露出時間が少なくとも10分であったので、 走行中の車や通行中の人物は写らなかった。 左下角(明らかに靴を磨がいている)の2人の男だけは、 写るのに十分な間以上 1つの場所にとどまってたに違いない。

なお、大部分のダゲレオタイプと同様に、イメージは鏡像、 すなわち、少し斜めにし反射した映像を見る形式である。


nibetsu

湿度100大雨警報発令に降らずに耐えるこの空の意地

nibetsu

朝降れば昨夜の約束反故となり散歩に行けずじっと床見るあたし




nibetsu

「ドア開けて」と願う所作には令嬢が襖を開ける趣あり正座の黒猫


nibetsu

長毛を下から風受け目を細め「すもも」の居場所と譲らぬ夏日の踊り場


nibetsu

炎天に大雨もあり菜園は恙無きかな畑の葉もの


わが猫の美的センスの正しさよ きれいな表紙の雑誌に憩う

子の友のくれし竹の子むき終えて去年と同じ鍋煮る幸せ



大木の枝に涼とるカラス二羽 仲良きことを我に恥らふ

晴れ間にてカラス一声伸びやかに「あー」と啼けどものちにまた雨


ひとつひとつの花に入りて蜜蜂は重みに下がる部屋につくばう


朝露に喜び全部詰め込んで黒猫我に遊びきと伝ふ

何度となく薔薇の匂いをかぎながら森茉莉全集読める幸せ

     


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