2013年8月に詠みし歌

更新日 2019年3月6日

梅雨明けの宣言も待たず浮かびおる秋の雲たち祭りの翌朝





朝方の驟雨でいたみつつも 咲いた薔薇

傷つきて灯点し頃に間に合いし薔薇一輪遅き光を享受せよ

竿燈の余韻を振り撒きつ翌日は別の祭りへと行く男気清々し

堤防の草光る道横切りて幾何学の畑を風の蛇ゆく


埋み火の熱き地面も割れよとて大音声に雨は打ち付く




   


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