2009年10月に詠みし歌
遠くまで 視野も広がる 秋うらら 今の土砂降り それも結構
花の香に包まれ昇るエレベーター きょうお祝いの人のあるらし
希望まで体重落ちて憑き物落ち 脱力するとは思いもよらじ
この雨も台風に変わる時迫り 裁かる人の気持ちして待つ
ごみ箱も植木も入れて猫も入れ こたつに入って天気予報みる
(ゆうこくん・女性)
涙枯れ 覚悟したのか 笑顔見せ 娘憂いつつ 友逝き急ぎ
奥は濃く手前は薄き秋の海 客船はゆく雲の間を
父母の家 電車は走るひたすらに キラキラ光るすすきを分けて
栃の実の中身くり抜きホーホーと 鳴らしつ帰る秋の道かな
カミナリは突然鳴ったね雨と共 怖がる君に胸きゅ
松蒼く
月の雫に 濡れながら レイ・チャールズ 流るる日曜日
一日で どうだんつつじ紅に染む 揺らめき見つる我はそのまま
気の利かぬ息子が常務と出張し どんな旅かと弥次喜多思う
希望と夢 決して捨ててはいけないと コラムに見つけ涙滲みき
「お元気?」の接頭語にて メール来る 悪ろき忘れて 秋の空色
松戸にて 高校ラグビー 準決勝 気遣う貴女の 純心真っ白
わたし『ブー』 あの子の『姫』は どうしてと 訊ぬる君の 想い出いっぱい
(ゆうこくん・女性)
アラ還の 私の向こうに あの時の 若き私と 楽しかった日々
青春の 汗を散らした コートには 写場建てり 中野本町二丁目
NEWS
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Vol.4 2008年6月30日に開設した、このWeb短歌、 7000件のアクセスをいただきました。 次第にアクセスいただくペースがUPしてきているように感じます。 アクセスくださった皆さん、ありがとうございます。 今後ともよろしくお願いします。 2009-10-27 昼のカウンター & |
気恥ずかし「姫」名づけられし鏡の中の アラ還の私
この夏は雀も蝉も連れてこぬ 我が猫老いたり 庭草に立つ
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