「すものの瞳」

Photo by Hohnan-KUROKAWA




 
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2009年9月に詠みし歌






夢の中 「お父さんも好きなの」と 我が猫の言ふ いいんだよ モモ



朦朧と 光も鈍き月のそば きりりと近く光る星 吐息







小さな背 雨で濡らして帰り来て 我が猫愛し 拭いてくれてふ









あの時は 重い雲だったよね 道の駅  娘の辛さ 乗せて新潟



君たちも 過ごし来たんだ いいときを 晴れの新潟 アラ還燦然 


霞みつつある昔に、「おぉーい」と叫びたくなるピーカンの日。
「この日」に向かって、叫びたくなる日も来るのかもしれない・・・


あんな時もあったなと思う今 今をそう思う 時も来るらむ
(再掲)

Photo by Hounan KUROKAWA






水苔にくるまれ丸く夢見ごち  こ蝶蘭は秋風に揺る





友に会い ハイテンションの夫なり 知恵熱などの出ねば良けれど


冬支度 猫は厚毛になりぬれど 我は進まむ ダイエット道


十年のえにし在りにき新潟は 満ち欠けののちの 今宵満月






鮭の皮 パリッと焼いて 夕餉時 猫も待ってる 一歩前出て






メール来し「なつかしいね」のタイトルに含まれおりし過ぎた日と今

1970 Shinjuku


古きネガ閉じ込められし遠き日々現像液で浮き出すあの娘  (再掲)




(ゆうこくん・女性)



突然に飛び込んできたモノクロ写真 遠き日想いオッとアブナイ






銀色の道は続くよどこまでも  たぬきは歩む  背を銀に染め






定禅寺に  ミューズの神は舞い降りて やさしくつつむ 九月の光で






左足軽く引きずる我が猫を 恐れて見つる今はまだだめ






夏秋と宇宙の軌道を進みゆくみんなが見える? あなたのとこから






毎月の二十一日 妻の詠む 君への歌に 空を見上げる








祝日の間にありし休日で 連なり休み 国民実感





(ゆうこくん・女性)




彼岸花真っ赤なこの花 曼珠沙華やっぱり呼びたいあなたは曼珠沙華


可愛いね 他にないのか お言葉は はいはい!やっぱり 可愛い初孫だもの






初のお孫さんのご誕生 おめでとう

嬉しさと、可愛さ愛おしさが詠み込まれた素晴らしいお歌ですねー

この後も、いっぱい写真を撮ったり、お孫さんの歌を詠み続けてください。


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銀の滴く  降る降る国の人々の  美し調べ  身に染めまほし






秋彼岸 暑さとどまり 空高し  昇りつ丘に 涼風わたる






古き友 短きメール 懐かしき  行間にある これまでの時






秋の陽に カーネーションが咲いている 母の日の鉢 おとがい高く






本州の 北端近くに 住みおれど  友住みし地の 予報も見る朝






夕暮れて 晩の御飯も終了し  安堵の胸に  夜気かぐわしき




 



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