家電量販店の開店直前
2015年3月に詠みし歌
最新更新日
2019年3月2日
朝の陽を真横に受ける北向きは 中まで温(ぬく)み届かぬと聴くが
残滓をば拾い集める朝散歩 春を春として謳歌できぬみちのく
やよひ末近所の車庫の向こうより朝陽は差して予報ははづれ
窓越しの柔らかき朝陽浴び散歩は夢でと 反芻すもも
みゃぁみゃぁとアクティヴソナー打ちながら出会い頭にゃ 尻尾膨らますみるく
春の朝慣れたる道で直くと立ち脚を揃へて 「我が名は さくら」と宣(のたま)へり
春服の横なる花をI'll give you. 真顔で話し目線を合わす
目線に
駅そばの路地裏に有り春のシャツ コンクリィトに陽光当てて
読み終えて嗚呼また来しあの想い 都会の喧騒 孤独に快感
春色のカメラバッグをもとめたり せめて色だけ先にメモリー
姪御さんに同級生を重ねつつ会話は弾む病み上がりの夜(よ)
インフルの妻へのお粥炊き方は雛の夜明けに思い出すコツ
インフルと診断受けてわびる妻 子等は流しで不慣れな動き
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