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2011年2月に詠みし歌
裏小路ずーっと入った奥だけど 県庁前で降りる優越
申し分ない紳士ではあるけれど 連れてる犬に一点非あり
垂るしずく春がきたよと我が猫が病床に来る 目を輝かせ
日に三度ふるさとへゆくバス走る 吸われるような懐かしき赤
枕辺にギザギザに積まる本の山 何になるとて我は読むらん
あなたより貰いし薔薇の香水は 億千のツルと億万の蕾
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