「 キャンプ用品のある場所 」
年久し振りに使ったキャンプ用品。 いつもどおり、前のキャンプの焚き火の匂いがした。
棚が、たわんでいるように見えるのは、レンズのせいじゃなく
ホントに棚が、たわんでいるんです、はい。なんせ、素人の日曜大工ですので・・・。
そんな意味では、極めて優秀なレンズとも言えるのではないかと思います。
「浸透圧」
トンネルの入り口には、中からナトリウム灯の光が溢れ出ていた。
入ってみると外は眩しく見えただけだったが、カメラはその浸透圧を見逃さなかった。
オレンジの海の中へブルーな空気が沁み込んで壁をも染めていた。
「翳に反射する光」
娘の部屋から見た南西の空の半分を占める建物に、近くのビルの窓に当たった光が反射する。
夕暮れ時、それが三つ・ふたつと変化することを娘は気が付いていただろうか。
「 運河の落日 」
こんな時間はいいねー
急いで帰港する船も ゆっくり見える
「記念写真」
「記念写真」ってタイトルだけど、このモスクワ5がこのような赤門のある大学へ入学したって訳じゃない。
訳じゃぁないが、春の淡い日光の元で撮ったら「記念写真」って感じになった。春の光にはそんな「チカラ」があるね
8枚しか撮れないモスクワ5。その8枚が撮りきれずに残っていたが、潜像退行が恐ろしーい、なんてな事ではなく
ふんわーと春めいた陽気に、こいつも連れてお散歩でも と出かけただけのこと。
そしたら、春の陽があたり、いい感じだったので「どおれ、お前の写真も撮ってあげようかあ」と撮ったもの。
なんちゃってフォトしか撮れないワタクシにしちゃあ 真面目な写真になったのは、春の光のお陰です。
「春のいらか」
モスクワ5を撮ったのち、光がほんの少し強くなったような気がして見上げたら甍の影が くっきりとしていた。
このように、亜寒帯に住む生物は ほんのわずかな陽の光の増加には敏感に反応します。
だから、モノクロでびみょ~なハーフトーンを再現できるかと言えば・・・
こんな乱暴なことをしたりもします、「影」に光りの存在を感じてのことでしょうかね。
「Japan 静止した厠 2001」 Photo by AgX
「フェリーを待つ」
「洗われた晄」
強く射していた晄は にわか雨に洗われ始めた
「奮える光」
周りの空気を震わす祭囃子の太鼓の音。光を浴びて打つ太鼓はその光をも奮わせていた。
毎年、お囃子の音が聞こえ始めると血が沸き立つのを感ずるなー
「遊園地のそと」
遊園地の柵を隔てたところでも 若葉に春の陽がそそがれていた
「サーカスの夜」
「青空に遊ぶ」
春の光を全身に浴びながら、少女たちは遊んでいた
「キャンプファイヤーの夜」
炎の熱は周りを照らし、その暉は闇に滲む。して、その勢いは、距離の2乗に反比例して減衰す。
「うん、でも何のこと?」
フレミングの左手の法則にも有るようにだ、「磁力、体力、時の運」ってことなんだな
「そうだったのかぁ」
全てが真実になる ファイヤーマジックな夜
火が消えると 炎の熱と、その暉だけが真実として 時間の2乗に比例して増幅する
「闇を見つめる」
闇から足早に抜け出そうとしていたのは、視線を感じてのことだったのだろうか