資料 旧暦暦の表現法




 

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一月      
睦月 むつき むつびつき  
孟春 もうしゅん    
初春 しょしゅん    
初見月 はつみづき    
初空月 はつそらづき    
子の日月 ねのひづき    
年端月 としはづき    
大簇・太簇 たいそう   中国音楽十二律の一つ
新春 しんしゅん    
早緑月 さみどりづき    
暮新月 くれしづき    
解凍 かいとう    
霞初月 かすみそめづき    
陬月 すうげつ    
孟陬 もうすう    
孟陽 もうよう    
端月 たんげつ   史記(秦楚之際月表) 秦の始皇帝の名は政。正と同じ発音をきらって。
初陽 しょよう   春の初め
建寅 けんいん   建とは北斗七星の柄の先。正月には夕方、寅の方向を指すため。
肇歳 ちょうさい   年の初め。肇年。
       
二月      
如月 きさらぎ    
衣更着 きさらぎ    
仲春 ちゅうしゅん    
美景 びけい    
恵風 けいふう    
仲陽 ちゅうよう    
夾鐘 きょうしょう   中国音楽十二律の一つ
花朝 かちょう    
木の芽月 このめづき    
小草生月 おぐさおいづき    
梅見月 うめみづき    
梅つ月 うめつつき    
梅つさ月 うめつさつき    
梅つ五月 うめつさつき    
令月 れいげつ   めでたい月
雪消月 ゆきぎえづき    
肇春 ちょうしゅん   春の初め
       
三月      
弥生 やよい いやよい  
季春 きしゅん    
晩春 ばんしゅん    
暮春 ぼしゅん    
花見月 はなみづき   花見をする月
竹の秋 たけのあき   竹が枯れるように見える月
杪春 びょうしゅん    
春惜月 はるおしみづき    
祓月 はらえづき    
花つ月 はなつづき    
殿春 でんしゅん    
早花咲月 さはなさづき    
姑洗 こせん   中国の音楽の十二律の一つ
夢見月 ゆめみづき    
佳月・嘉月 かげつ    
桜月 さくらづき    
暮陽 ぼよう    
       
四月朔日      
綿貫 わたぬき   四月朔日と書いて「わたぬき」とも
清和 せいわ    
       
四月      
卯月 うづき   卯の花の月
孟夏 もうか    
初夏 しょか    
首夏 しゅか    
陰月 いんげつ   陽が極まり陰が生じる月
花残月 はなのこりづき    
麦秋 ばくしゅう    
梅月 ばいげつ うめづき 五月も同じ
夏端月 なつはづき    
仲呂 ちゅうりょ   中国音楽十二律の一つ
夏半 かはん    
木の葉採月 このはとりづき   養蚕期で桑の木の葉をとる月
乏月 ぼうげつ   食物が欠乏しがちだった
祭月 まつりづき   京の賀茂神社の祭礼か?
鳥待月 とりまちづき    
余月 よげつ    
       
五月      
皐月 さつき こうげつ  
仲夏 ちゅうか    
吹雪月 ふぶきづき   卯の花を白い雪に見立てて
鳧鐘 ふしょう   雅楽の十二律の一音名
月見ず月 つきみずづき   雨で月が見えない
橘月 たちばなづき    
田草月 たぐさづき    
すい賓 すいひん   中国音楽十二律の一つ
賤間月 しずまつき    
早苗月 さなえづき    
鬱林・蔚林 うつりん    
梅の色月 うめのいろづき    
悪月 あくげつ   中国では五月は縁起が悪い
さくも月 さくもつき    
蒲月 ほげつ   端午の節句に がまやしょうぶで剣をつくり
  門にかけて悪気をはらうことから
       
五月一三日      
竹酔日 ちくすいじつ   中国の俗説。
この日に竹を植えれば、よく繁茂する。
竹迷日。竜生日。竹植うる日。
       
六月一日      
賜氷 しひょう   天皇が氷を臣下に賜ること
       
六月      
水無月 みなづき   無は「の」の意味、水の月
季夏 きか    
晩夏 ばんか    
名越の月 なごしのつき   名越の祓えを行なう月
大六月 おおろくがつ   十月(小六月)に対応して
鳴神月 なるかみづき   雷鳴が多い月
遯月 とんげつ   易の卦で遯は六月に配される
常夏月 とこなつづき   常夏の花の盛りの月
長夏 ちょうか    
蝉の羽月 せみのはづき    
涼暮月 すずくれづき    
溽暑 じょくしょ    
風待月 かぜまちづき かざ-  
松風月 まつかぜづき   風を待つ月
青水無月 あおみなづき    
林鐘 りんしょう   中国音楽十二律の一つ
い涼暮月 いすずくれつき   涼しい暮れ方の月
葵月 あおいづき    
       
七月      
文月 ふみづき・ふづき    
文披月 ふみひろげづき   書をひろげてさらす月
孟秋 もうしゅう    
初秋 しょしゅう    
早秋 そうしゅう    
七夕月 たなばたづき    
七夜月 ななよづき   七夕のある月
愛逢月 めであいづき   牽牛・織女が互いに会う月
袖合月 そであいづき    
新秋 しんしゅう    
親月 おやづき   親の墓参りに行く月
夷則 いそく   中国の十二律の一つ
女郎花月 おみなえしづき    
秋初月 あきはづき    
流火 りゅうか   火はアンタレス
蘭月 らんげつ    
秋の初月 あきのはづき    
瓜時 かじ   うりが熟する
肇秋 ちょうしゅう   秋の初め
       
参考      
灑涙雨 さいるいう   七夕に降る雨
洒涙雨 さいるいう   七夕に降る雨
       
八月      
葉月 はづき    
仲秋 ちゅうしゅう    
盛秋 せいしゅう    
清秋 せいしゅう    
清月 せいげつ    
竹の春 たけのはる    
葉落月 はおちづき    
南呂 なんりょ   中国の十二律の一つ
桂月 けいげつ    
燕去月 つばめさりづき    
月見月 つきみづき    
仲商 ちゅうしょう   商は秋のこと。五行参照
染色月 そめいろづき    
其の色月 そのいろづき    
素月 そげつ    
寿星 じゅせい   星座の一つ、カノープス
秋涼 しゅうりょう    
ささはなさ月 ささはなさづき    
木染月 こぞめづき   木々の紅葉する月
濃染月 こぞめづき    
紅染月 こうぞめづき こぞめづき 木々の紅葉する月
迎寒 げいかん    
草つ月 くさつづき   草花の盛んな月
雁来月 がんらいづき   「礼記 月令」より
秋風月 あきかぜづき    
秋風の月 あきかぜのつき    
桂秋 けいしゅう   木犀が咲く秋の季節
田の実 たのむ    
       
九月      
長月 ながつき    
菊の秋 きくのあき    
季秋 きしゅう    
晩秋 ばんしゅう    
暮秋 ぼしゅう    
窮秋 きゅうしゅう    
陰月 いんげつ   陰の極まった月、四月参照
無射 ぶえき   中国音楽十二律の一つ
寝覚月 ねざめづき   夜が長いので寝覚めがち
げん    
授衣 じゅい   古代中国で九月に冬着を授けたことから
梢の秋 こずえのあき    
小田刈月 おだかりづき   田の稲を刈りとる月
菊見月 きくみづき    
菊月 きくづき きくげつ  
紅葉月 もみじづき    
涼秋 りょうしゅう    
彩る月 いろどるつき    
色取月 いろどりづき   木の葉が色づく月の意
太衝 たいしょう    
杪秋 びょうしゅう   秋の終わり。臨風杪秋樹=風ニ臨ム杪秋ノ樹(白居易)
       
閏九月      
秋より後の秋 あきよりあとのあき    
菊襲・菊重 きくがさね   菊月を重ねる意
       
十月      
神無月 かんなづき かみなづき 無は「の」の意味、神の月
神有月 かみありづき   出雲国。神月とも。
神在月 かみありづき   出雲国。神月とも。
孟冬 もうとう    
初冬 しょとう    
霜先 しもさき    
定星 ていせい    
小六月 ころくがつ    
初霜 はつしも    
小春 しょうしゅん こはる  
小春月 こはるづき    
時雨月 しぐれづき    
木の葉月 このはづき    
応鐘 おうしょう   中国音楽十二律の一つ
開冬 かいとう    
陽月 ようげつ   陰がきわまって陽を生じる月
御忌 おいみ   神々が出雲国に集まっているから
忌み慎むべき月という意
       
十一月      
霜月 しもつき そうげつ  
雪待月 ゆきまちづき    
仲冬 ちゅうとう    
祝月 いわいづき   七五三のある月
神帰月 かみきづき かみかえり  
風寒 ふうかん    
黄鐘 こうしょう おうしき 中国音楽十二律の一つ
露隠の葉月 つゆごもりのはづき    
暢月 ちょうげつ    
星紀 せいき   星座の一つ
霜見月 しもみづき    
霜降月 しもふりづき    
神楽月 かぐらづき    
雪見月 ゆきみづき    
六呂 りくりょ    
一陽来復 いちようらいふく   冬至 易学 十月は陰の気ばかり
十一月になると陽の気が一つもどってくる
       
十二月      
極月 ごくげつ    
師走 しわす   語源不明
春待月 はるまちづき    
季冬 きとう    
晩冬 ばんとう    
年積月 としつみづき    
大呂 たいりょ   中国音楽十二律の一つ
窮月 きゅうげつ    
窮陰 きゅういん    
窮冬 きゅうとう    
親子月 おやこづき    
暮古月 くれこづき    
苦寒 くかん   最も寒い時節の意
ろう   臘月とも。間連語多く覚えていて損無し
嘉平 かへい   中国の祭から
雪月 ゆきづき    
弟月 おとづき おとごづき おとうづき おととづき
乙子月 おとごづき    
弟子月 おとごづき    
梅初月 うめはつづき    
三冬月 みふゆづき    
杪冬 びょうとう   冬の終わり