2013年10月に詠みし歌

更新日  2019年3月5日

寒空に図書館そばのベンチにて借りし本読む帰宅ももどかしく

落ち葉道祖父感じつつゆるゆると登る坂道きつくも無いけど

名も知らぬ美声の小鳥狙いつつ烏の声につい振り向いちゃうの

呼び合うはペアの小鳥のラプソディーそれでもなおと狙う高枝

 

ふる里の草は昔の種なりや 十六歳の我を知るかは

 

日の陰にツル這い廻す朝顔は我をこそりと見き寂しくも



かの地では何をキープなさるやご栄転 朋たちへと銘酒残して

16度の朝昨夜読みかけのページからぬくぬくと読む床の中かな

 



つややかな黒猫の背にほうずき色 映しながら足取り軽やかに






 

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