公園の午後

H.KUROKAWA




 
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2010年7月に詠みし歌




サイダーの泡の向こうに見えている子猫の目玉も病む子見つめる


病みあがり立ち上がりそして走りだし あれよあれよのわが子いずこや


危機脱しトラバーユ遂げし我が息子「生きる」苦杯よワインに変われ
 
  

  


整然とした佇まいありミント草 かくありたしと思う葉の丸






月の暦に写るこの国に行くことありやと思う五十四



新参の子猫の噛み付き困ってる 大猫たちは廊下で談議



風生きる朝のじょうろの恵み受け いっせいに揺れる庭の草ぐさ


川岸にねむの木の咲く夏休み 見るたびうれし今日もお休み

きょうは雨  子は休みしか母はいかに さまざま気になる打つ音強く

うす雲の心地よき日に鋏もて サクサク刈らば風吹きぬけゆ





届けられピカピカ光る茄子見れば 揚げずにおれぬ煮びたし一丁


くるまれる新聞にしむ朝露は 郷土のにおい父ははの息


 


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